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越谷市の遺品整理|料金相場・粗大ごみルール・業者選び

最終更新日:2026年9月10日|監修:司法書士・行政書士 久留慎一郎先生・安心実家じまい事務局

司法書士・行政書士 久留慎一郎
監修者

久留 慎一郎(ひさどめ しんいちろう)/司法書士・行政書士

東京大学法学部を卒業後、日本航空株式会社に26年間勤務(うち法務部に4年間所属)。在職中に司法書士試験に合格し、2018年に独立開業、2021年に司法書士法人を設立。相続登記や不動産の名義変更など、実家じまいに関わる法律手続きを担当する。安心実家じまいの提携司法書士・行政書士。

■経歴

  • 1966年鹿児島県生まれ
  • 1985年鹿児島ラ・サール高校卒業
  • 1989年東京大学法学部卒業/同年、日本航空株式会社入社(2002〜2006年は法務部所属)
  • 2013年司法書士試験合格
  • 2015年簡易裁判所訴訟代理等に関する法務大臣認定/同年、日本航空株式会社退職、司法書士法人コスモ入所
  • 2017年司法書士法人コスモ退職
  • 2018年事務所開設
  • 2021年司法書士法人設立

■得意領域

  • 相続登記・相続手続き
  • 不動産の名義変更
  • 相続放棄
  • 簡易裁判所の訴訟代理

この記事の結論

  • 越谷市の遺品整理を業者に依頼した場合の費用目安は、1R・1Kで3〜8万円、一戸建て(3DK〜3LDK)で15〜50万円程度。物量・搬出条件・買取の有無で大きく変わります。
  • 自分で片付ける場合、越谷市の粗大ごみは戸別収集が1点400円・800円・1,200円の3区分(スプリング入りマットレスは2,800円)。リサイクルプラザ(砂原355番地)への持ち込みは手数料無料ですが、事前予約制で1世帯につき月1回までです。
  • 業者に依頼するときは、市の一般廃棄物収集運搬許可業者一覧(市公式サイトでPDF公開)で許可の有無を確認できます。問い合わせ窓口は廃棄物指導課(048-963-9188)です。
  • 遠方にお住まいでも、写真見積もり・鍵預かりで立ち会いなしで進める方法があります。急いで決める前に、まず全体の段取りを整理しましょう。
目次

越谷市の遺品整理の料金相場

越谷市で遺品整理を業者に依頼した場合の費用は、間取りと物量によって変わります。以下は一般的な相場の目安です。実際の金額は家財の量、搬出経路、買取できる品の有無によって上下するため、幅を持ってご覧ください。

間取り 相場 作業人数・時間の目安
1R・1K 3〜8万円 1〜2名/1〜3時間
1DK〜1LDK 5〜20万円 2〜3名/2〜5時間
2DK〜2LDK 9〜30万円 2〜4名/2〜6時間
3DK〜3LDK 15〜50万円 3〜5名/4〜8時間
4LDK以上 22〜60万円 4〜8名/1〜2日

相場の詳しい内訳や、見積書のどこを見ればよいかについては遺品整理の料金相場を間取り別に解説で掘り下げています。ここでは、越谷市で特に金額が動きやすい要因を整理します。

越谷市で価格が上下しやすい要因

同じ間取りでも見積もり額に差が出るのは、主に次の要因によります。第一に「物量」です。越谷市は庭付きの戸建てが多い地域で、物置・納戸・庭木まわりの屋外品(園芸用品、農具、タイヤ、灯油タンクなど)が想定より多く出るケースがよくあります。室内の間取りだけで判断せず、屋外の物量まで含めて見積もりを取ることが大切です。

第二に「搬出条件」です。トラックを家の前に停められるか、エレベーターの有無、階段の幅などで作業時間が変わります。旧日光街道沿いの越ヶ谷・大沢エリアなど、道幅が狭く大型車両を近くに停めにくい区画では、小型車での往復や人力での搬出距離が増え、その分費用に反映されることがあります。

第三に「買取の有無」です。貴金属、切手・古銭、カメラ、状態のよい家具・家電などは買取対象になることがあり、買取額を作業費から差し引ける業者に頼むと総額を抑えられます。買取の考え方は遺品整理の買取ガイドも参考にしてください。

費用を抑える三つの方法

費用を抑えたい場合、有効なのは次の三つです。(1)事前に自分たちで仕分け・処分を進めて物量を減らす。特に越谷市はリサイクルプラザへの持ち込みが手数料無料のため、車があれば大型品を月1回・数点ずつ自力で減らせます。(2)複数社から相見積もりを取り、作業範囲と金額を比較する。(3)買取対応のある業者を選び、売れる物は査定してもらう。この三つを組み合わせるだけでも、総額は大きく変わります。お金の工面が難しい場合の選択肢は遺品整理のお金がないときの7つの方法にまとめています。

見積もりを取る前に準備しておきたいこと

見積もりの精度を上げるには、依頼前の準備が効きます。具体的には、(1)貴重品・形見の品・書類(権利証、通帳、保険証券など)を先に確保しておく、(2)「残す物」と「処分してよい物」の方針を親族間でおおまかに合意しておく、(3)部屋ごと・物置・庭の写真を撮っておく、の三点です。写真があれば、現地に行かなくても概算見積もりを出せる業者が多く、遠方にお住まいの場合でも比較検討を先に進められます。

越谷市の住宅事情と遺品整理の特徴

越谷市は東武スカイツリーラインとJR武蔵野線が通る東京通勤圏の住宅都市で、昭和40年代以降に宅地化が進んだ戸建てエリアと、駅周辺のマンション・団地が混在しています。実家の場所によって、遺品整理の段取りで注意すべき点が変わります。

エリア 主な地域 住宅の傾向と注意点
越谷・南越谷・新越谷駅周辺 越ヶ谷、南越谷、瓦曽根など 商業地とマンションが混在。駐車スペースの確保と管理組合への搬出届けの確認が必要
旧市街・旧街道沿い 越ヶ谷本町、大沢など 旧日光街道沿いは道幅が狭い区画があり、大型車両が近づけない場合は搬出費がかさみやすい
東武線沿線の郊外 北越谷、大袋、せんげん台周辺 庭・物置付きの戸建てが中心。屋外品や庭木まわりの物量に注意
レイクタウン周辺 レイクタウン、東町など 比較的新しい大規模マンションが多く、養生・搬出ルールが細かい物件がある
市東部・田園エリア 増林、川柳町、船渡など 敷地の広い旧家が残り、蔵・納屋・農具など一般家庭より物量が多くなりやすい

越谷市の実家で多く見られる遺品と扱い方

庭付き戸建てが多い越谷市では、室内の家財に加えて、物置の中の工具・園芸用品・古タイヤ、庭の植木鉢やブロック、物干し台といった屋外品の処分が課題になりがちです。ブロック・レンガ・土・砂利などは市の収集に出せない品目にあたることが多く、処分方法を市の案内で個別に確認するか、業者への依頼時にまとめて相談するのが現実的です。また、仏壇・神棚・遺影など供養に関わる品は、通常のごみとは分けて扱います。仏壇の扱いは仏壇の処分方法5つで詳しく解説しています。

生前整理との違い

親がまだ越谷市の実家で暮らしているうちに家財を減らしておく「生前整理」は、遺品整理と作業内容が似ていますが、大きな違いは本人と相談しながら進められることです。残す物・手放す物を本人の意思で決められるため、後の遺品整理の負担と費用を大幅に減らせます。市のリサイクルプラザ持ち込み(無料)も、時間に余裕のある生前整理の段階でこそ活用しやすい制度です。親への切り出し方や進め方は生前整理とは?やることリスト・進め方5ステップで詳しく解説しています。

遺品整理はいつから始めるか:スケジュールの目安

遺品整理そのものに法律上の期限はありませんが、相続の手続きには期限があるものが複数あり、逆算して段取りを組む必要があります。一般的な流れと期限の目安を表にまとめました。

時期 やること ポイント
葬儀直後〜2週間 死亡届・年金・保険などの手続き、貴重品と重要書類の確保 権利証・通帳・保険証券・鍵類を先に確保する
四十九日前後 形見分け、遺品整理の方針決め、見積もり依頼 親族の集まる法要のタイミングで方針を話し合いやすい
相続開始を知ってから3か月以内 相続放棄・限定承認の判断 放棄を検討する場合は家財の処分前に専門家へ相談
1〜6か月 遺品整理の実施、家財の処分・買取 自力併用なら数か月、業者一括なら1〜2日で完了
10か月以内 相続税の申告・納付(課税対象の場合) 高額な遺品は遺産分割・申告との関係を確認
相続で不動産取得を知ってから3年以内 相続登記の申請(義務化) 正当な理由なく怠ると過料の対象になり得る

特に注意したいのが相続放棄の3か月と相続登記の3年です。相続放棄を検討している段階で家財を処分すると、法定単純承認とみなされて放棄できなくなるおそれがあります。相続登記は義務化されており、実家の売却や解体を進めるうえでも前提になる手続きです。詳しくは相続登記の義務化とはをご覧ください。

越谷市の粗大ごみルールと自分で処分する方法

遺品整理の費用を抑える一番の近道は、市のルールに沿って自分で処分できる物を減らしておくことです。越谷市では、一辺が50cm以上または重さが10kg以上のものが粗大ごみにあたります(家具類、ベッド、マットレス、自転車など)。石油ストーブ・石油ファンヒーター・ガスコンロ・電子レンジは、大きさに関わらず粗大ごみ扱いです。処分方法は「戸別有料収集」と「リサイクルプラザへの直接持ち込み」の2通りで、どちらも事前予約が必要です(出典:越谷市「粗大ごみの処分方法について」、2026年8月時点)。

戸別収集の申込みと手数料

戸別収集は、粗大ごみ予約専用電話(048-973-5300、平日8時30分〜17時、祝日・年末年始を除く)で予約し、粗大ごみ処理手数料納付済券(粗大ごみシール)を取扱所で購入して品物に貼り、収集日の朝8時までに指定場所へ出す流れです。手数料は品物の大きさで決まります。

品物の大きさ 手数料(1点あたり)
50cm以上120cm未満 400円
120cm以上180cm未満 800円
180cm以上 1,200円
スプリング入りマットレス 2,800円

予約時に品物の種類・大きさ・個数を聞かれ、必要なシールの枚数と金額、収集日を案内されます。一度購入したシールの払い戻し・再発行はできないため、購入前にサイズを測っておきましょう。月曜日や休日の翌日は電話が混み合うと市が案内しているので、急ぎの場合は避けるのが無難です。

電子申請でも申し込める

戸別収集の申し込みは、電話のほか電子申請でも受け付けられています。電話がつながりにくい月曜日や休日明けでも、電子申請なら時間を選ばず手続きできます。申請後の流れ(シールの購入・貼付・排出)は電話申し込みと同じです。最新の申請方法は市公式サイトの案内に従ってください。

粗大ごみシールの購入場所と使い方

粗大ごみシール(粗大ごみ処理手数料納付済券)は、市が指定する取扱所で購入します。取扱所の一覧は市公式サイトの「粗大ごみの処分方法について」のページ下部に掲載されています。購入時の注意点は三つあります。(1)払い戻し・再発行はできないため、予約時に案内された金額分だけを購入する、(2)品物一点ごとに必要枚数を目立つ場所に貼る、(3)収集日の朝8時までに、申込時に確認した場所へ出す。サイズの測り間違いで手数料区分がずれると買い直しになるため、予約前にメジャーで一辺の長さを測っておくのが確実です。

リサイクルプラザへの持ち込みは手数料無料

時間と車があるなら、リサイクルプラザ(越谷市砂原355番地)への直接搬入が有力な選択肢です。手数料は無料で、粗大ごみシールの購入も不要です。ただし条件が細かく決まっています。

項目 内容
予約 必須。粗大ごみ予約専用電話 048-973-5300(平日8時30分〜17時)。予約なしの搬入は不可
搬入日時 平日のみ(祝日・年末年始を除く)。午前9時〜11時、午後1時30分〜3時
搬入できる人 越谷市在住の排出者本人(運転免許証等で住所確認あり)
車両 自身が所有する自家用車のみ。トラック等の貨物自動車や社名入り車両は不可
回数 1世帯につき月1回まで
荷降ろし 搬入者本人が行う。予約時に全品目のサイズ・個数を申告

「月1回まで」「本人・自家用車のみ」という制限があるため、遺品整理のように一度に大量の家財が出る場面では、持ち込みだけで完結させるのは難しいのが実情です。数か月かけて計画的に減らすか、残りは戸別収集・許可業者・遺品整理業者と組み合わせることになります。

テレビ・冷蔵庫など家電4品目は粗大ごみに出せない

エアコン・テレビ・冷蔵庫(冷凍庫)・洗濯機(衣類乾燥機)の4品目は、家電リサイクル法の対象のため市の粗大ごみでは処分できません。買い替え先や購入した販売店への引き取り依頼、または郵便局でリサイクル券を購入して指定引取場所へ持ち込む方法が基本です。処分方法の詳細は市のごみ案内や販売店で確認してください。パソコンもメーカー回収など別ルートになります。

粗大ごみ以外の家財は通常収集とリサイクルで減らせる

一辺50cm未満・10kg未満の家財は、市の分別ルールに沿って可燃ごみ・不燃ごみ・資源として通常の収集日に出せます。手数料はかからないため、衣類・食器・書籍・小型の日用品は、収集日に合わせて数回に分けて出すだけで物量をかなり減らせます。一度に大量に出すと集積所の他の利用者の迷惑になるため、何週かに分けるのがマナーです。また、状態のよい家具・家電・書籍・衣類は、リサイクルショップやフリマアプリで手放す方法もあります。売却額は大きくなくても、処分費がかからないぶん実質的な節約になります。分別に迷う品目は、市のごみ分別案内で確認するか、市役所代表(048-964-2111)から担当課へ問い合わせてください。

自力処分の現実的な限界

自力処分は費用面で最も有利ですが、実家一軒分となると話が変わります。戸建ての遺品整理では軽トラック数台〜4トン車分の家財が出ることが珍しくなく、粗大ごみの戸別収集は1回の予約で出せる点数や収集日程に限りがあるため、全てを市のルートで処分しようとすると数か月単位の期間が必要になります。相続した実家の売却や解体に期限がある場合、葬儀後の手続きと並行して毎週末通うことになる負担も含めて、「どこまで自分でやり、どこから業者に任せるか」の線引きを最初に決めることをおすすめします。

ここまでで
「うちの場合はいくら?」
と思ったら

仕分け・搬出・ご供養・買取まで。写真を送るだけで概算のお見積もりをお出しします。

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ケース別シミュレーション:越谷市で片付けるといくらかかるか

実際の進め方をイメージしやすいように、越谷市のルールと相場をもとに三つのケースで概算を試算します。金額はあくまで目安であり、物量や条件によって変わります。

ケースA:1Kアパート(南越谷)をすべて自力で片付ける

単身の親が住んでいた1Kアパートで、粗大ごみがベッドフレーム(180cm以上・1,200円)、スプリング入りマットレス(2,800円)、冷蔵庫・洗濯機・テレビ(家電リサイクル法対象)、小型の棚2点(各400円)、布団・衣類・食器類というケースを考えます。市の戸別収集に出す粗大ごみのシール代は合計4,800円。家電3品目はリサイクル料金と収集運搬料で合計1万〜2万円程度を見込みます。可燃・不燃ごみは通常の収集日に数回に分けて出せば無料です。合計では約1.5万〜2.5万円に収まる計算ですが、予約・シール購入・搬出・ごみ出しに通う時間として、週末2〜4回分の労力を見込む必要があります。賃貸の場合は退去期限との兼ね合いも重要です(賃貸の遺品整理と退去期限参照)。

ケースB:戸建て(せんげん台)で自力と業者を併用する

3DKの戸建てで、まず家族で貴重品と形見の品を確保し、リサイクルプラザへの持ち込み(無料・月1回)と戸別収集で大型品を2か月かけて20点ほど減らしたとします。シール代は品目構成にもよりますが1万円前後。残った家財の搬出・処分を業者に依頼すると、物量が減っている分、3DK相場(15〜50万円)の下限寄りに収まる可能性が高くなります。トータルでは15〜25万円程度が一つの目安です。時間はかかりますが、費用と労力のバランスが取りやすい進め方です。

ケースC:遠方在住で戸建て(大袋)を一括依頼する

相続人が市外・県外に住んでいて現地に通えない場合、仕分けから搬出・処分・清掃まで一括で業者に依頼する形になります。3LDK+物置で25〜50万円程度が目安ですが、貴金属や家具・家電の買取があれば数万円単位で相殺できることもあります。立ち会いが難しい場合は、写真見積もり・鍵預かり・作業前後の写真報告に対応した業者を選ぶと、現地に行く回数を最小限にできます。遠方からの実家じまい全体の段取りは実家じまいの手順7ステップが参考になります。

ケースD:相続放棄を検討しながら片付けの準備だけ進める

故人に借入があるなど、相続放棄の可能性が残っている段階では、家財の処分・売却は原則として止めてください。相続財産の一部でも処分すると法定単純承認とみなされ、放棄ができなくなるおそれがあります。この段階でできるのは、財産・負債の調査、室内の写真記録、業者への概算見積もり依頼といった「処分を伴わない準備」までです。放棄するかどうかの判断期限は相続開始を知ってから3か月以内のため、迷ったら早めに司法書士・弁護士へ相談し、判断が出てから片付けに着手する順番を守ることが、結果的に一番の近道になります。

遺品の供養とデジタル遺品の扱い

費用や手続きと並んで、多くのご家族が悩むのが「捨てにくい物」の扱いです。仏壇・位牌・遺影・人形・手紙などは、通常のごみとして出すことに心理的な抵抗を感じる方が少なくありません。仏壇は閉眼供養(魂抜き)をしてから処分するのが一般的で、菩提寺への相談、仏壇店の引き取り、供養に対応した遺品整理業者への依頼といった方法があります。人形や写真は、神社・寺院のお焚き上げや合同供養に出す方法があり、遺品整理業者がまとめて手配できる場合もあります。詳しくは仏壇じまいの進め方をご覧ください。

また、近年増えているのがスマートフォン・パソコン・ネット口座などのデジタル遺品です。端末のロック解除、サブスクリプションの解約、ネット銀行・証券口座の確認は、家財の処分より先に着手したい項目です。端末を初期化・処分してしまうと手がかりが失われるため、遺品整理の際は「デジタル機器は最後まで処分しない」と決めておくと安全です。整理の手順はデジタル遺品の整理方法にまとめています。

空き家になった実家をどうするか

遺品整理が終わった後、実家を空き家のまま置いておくか、売却・解体・活用に進むかも早めに考えておきたいテーマです。空き家は放置すると傷みが早く、管理が不十分なまま危険な状態になると、特定空家等に指定されて指導・勧告の対象になる可能性があります(特定空家に指定されるとどうなる?参照)。しばらく残す場合は、通気・通水・庭木の手入れといった定期管理と、火災保険の見直し(空き家の火災保険参照)を検討してください。

解体まで進む場合は、自治体の解体補助金を使える場合があります。制度の有無・条件は自治体ごとに異なり、年度によって募集状況も変わるため、空き家解体・実家じまいの補助金一覧で考え方を確認のうえ、越谷市の担当窓口に最新の制度をお問い合わせください。売却する場合は、相続登記を済ませていることが前提になります。遺品整理から登記・売却・解体までの全体像は実家じまいとは?費用・手順・タイミング完全ガイドで整理しています。

越谷市で遺品整理業者を選ぶときの注意

業者選びで最初に確認したいのは、廃棄物処理の許可関係です。家庭から出る廃棄物(一般廃棄物)の収集運搬には、市町村の一般廃棄物収集運搬業許可が必要で、この許可は市町村ごとに出されます。越谷市は、引越しなどで一時的に多量のごみが出る場合、市が許可した一般廃棄物収集運搬業者の中から依頼するよう案内しており、公式サイトで許可業者一覧をPDFで公開しています(出典:越谷市「一般廃棄物収集運搬許可業者一覧」)。

許可の確認方法

確認手順はシンプルです。(1)市公式サイトの許可業者一覧PDFで業者名を探す、(2)見積もりの際に「廃棄物の運搬はどの許可に基づいて行うか」を業者に直接尋ねる、(3)判断に迷う場合は越谷市の廃棄物指導課(電話048-963-9188)に問い合わせる、の三段階です。遺品整理業者自身が許可を持たない場合でも、許可業者と提携して適正処理する体制であれば問題ありません。大切なのは、廃棄物がどのルートで処理されるかを契約前に説明してもらえるかどうかです。許可・資格の考え方は遺品整理業者に必要な許可・資格で詳しく解説しています。

契約前チェックリスト

見積もり比較の際は、金額だけでなく次の項目を確認しておくと、作業後の認識違いを防げます。印刷してお使いください。

確認項目 チェックのポイント
見積書の内訳 作業費・車両費・処分費・オプションが分かれて記載されているか
追加料金の条件 当日どんな場合に追加が発生するか、書面で明示されているか
廃棄物の処理ルート 一般廃棄物の収集運搬をどの許可業者が担うか説明できるか
買取の扱い 買取品の査定基準と、作業費から差し引けるかどうか
貴重品捜索 通帳・権利証・現金などを探しながら仕分けてもらえるか
供養の手配 仏壇・遺影・人形などの供養に対応しているか
損害保険 建物や近隣に傷をつけた場合の賠償保険に加入しているか
キャンセル規定 キャンセル料の発生時期と金額が明示されているか

複数社を比較する際の見極めポイントは遺品整理業者の選び方、事前に知っておきたいトラブル事例は遺品整理の悪徳業者の手口と見分け方にまとめています。

相見積もりの取り方のコツ

見積もりは2〜3社から取るのが基本です。比較の精度を上げるコツは、各社に同じ条件を伝えることです。具体的には、間取り・物置や庭の有無・駐車スペースの状況・エレベーターの有無・処分してよい物と残す物の方針を、同じ内容で伝えます。写真を使い回せるように、部屋ごと・物置・庭・前面道路の写真を一式撮っておくと効率的です。金額だけでなく、見積書の内訳の細かさ、追加料金の条件、質問への回答の具体性も比較材料になります。相場より極端に安い見積もりを提示された場合は、当日の追加料金の条件と廃棄物の処理ルートを特に丁寧に確認してください。

遺品整理を始める前の準備チェックリスト【印刷用】

越谷市で遺品整理に着手する前に確認しておきたい項目を一覧にしました。印刷して、親族との打ち合わせや業者との面談にお使いください。

確認項目 チェックのポイント
遺言書・エンディングノートの確認 遺品や家の処分に関する故人の希望が記されていないか最初に確認する
相続放棄の可能性の確認 検討者がいる場合は家財に手をつける前に司法書士・弁護士へ相談する
貴重品・重要書類の確保 権利証・通帳・保険証券・年金手帳・実印・鍵類を先に確保する
形見分け候補の仕分け 処分作業の前に、親族へ渡す品を分けて保管しておく
公共料金・契約の整理 電気・ガス・水道・新聞・サブスクリプションの解約や名義変更を進める
粗大ごみのサイズ計測 自力処分する品は一辺の長さを測り、手数料区分(400円・800円・1,200円)を確認する
リサイクルプラザ予約 持ち込みを使う場合は048-973-5300で予約し、月1回の枠を計画的に使う
家電4品目の処分ルート エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機は販売店引き取りか指定引取場所を確認する
業者の許可確認 市の一般廃棄物収集運搬許可業者一覧と処理ルートの説明を確認する
近隣への声かけ 作業日にトラックが停まる場合、両隣へ一言伝えておくと当日が円滑になる

このうち特につまずきやすいのが「相続放棄の可能性の確認」と「貴重品の確保」です。この二つを後回しにすると、処分後に取り返しがつかなくなることがあります。着手前のひと手間が、後々の負担を大きく減らします。

特殊清掃が必要になるケースもあります

孤独死や長期間発見されなかったケースでは、通常の遺品整理に加えて、消臭・除菌・原状回復を行う特殊清掃が必要になることがあります。この場合、汚染の範囲によって費用が数万円〜数十万円加算され、賃貸物件では大家さんや管理会社との調整も発生します。特殊清掃は専門的な資機材と経験が必要な作業のため、対応実績のある業者かどうかを最初の問い合わせ時に確認してください。安心実家じまいでも、特殊清掃を含むご相談を承っています。状況をそのまま伝えていただければ、対応可否と概算を先にお答えします。

越谷市の窓口・連絡先一覧【保存版】

遺品整理・実家の片付けに関わる越谷市の主な窓口をまとめました。作業を始める前に控えておくと、当日の確認がスムーズです。

窓口 電話番号 用途
粗大ごみ予約専用電話(資源循環推進課 リサイクルプラザ) 048-973-5300 粗大ごみ戸別収集の予約・リサイクルプラザ持ち込みの予約(平日8時30分〜17時)
リサイクルプラザ(持ち込み先) 048-973-5300 越谷市砂原355番地。搬入は平日の午前9時〜11時・午後1時30分〜3時
廃棄物指導課 048-963-9188 一般廃棄物収集運搬許可業者に関する問い合わせ
越谷市役所(代表) 048-964-2111 ごみ分別・その他手続き全般の取り次ぎ

電話番号・受付時間は2026年8月時点で市公式サイトに掲載されている情報です。変更される場合があるため、おかけの際は市公式サイトで最新情報をご確認ください。

遠方に住みながら越谷市の実家を片付ける方法

越谷市は都心への通勤圏である一方、相続人が都内や他県に住んでいて「週末しか通えない」「そもそも通えない」という相談が少なくありません。遠方から進める場合のポイントは三つあります。

第一に、初回だけは現地で貴重品と書類を確保することです。権利証・通帳・保険証券・年金関係・鍵類は、その後の相続手続きに直結します。一度で探しきれない場合は、貴重品捜索に対応した業者に依頼する方法もあります。第二に、写真とオンラインで見積もりを完結させることです。部屋・物置・庭の写真があれば概算が出せるため、複数社比較も自宅から進められます。第三に、鍵預かりと写真報告に対応した業者を選ぶことです。作業前・作業後の写真で確認できれば、立ち会いのための往復を減らせます。

なお、実家が空き家のまましばらく残る場合は、管理と防犯の手当ても必要です。空き家の管理方法、売却・解体まで見据える場合は実家は売却と解体どちらが得かもあわせてご覧ください。相続放棄を検討している場合は、家財の処分が法定単純承認とみなされるおそれがあるため、着手前に相続放棄するなら遺品整理はどこまでできる?を確認し、司法書士や弁護士に相談してから進めてください。

遺品整理でよくあるつまずきと防ぎ方

事務局として遺品整理のご相談を受ける中で、越谷市に限らずよく耳にするつまずきのパターンと、その防ぎ方を紹介します。

  • 貴重品を確認する前に処分してしまった——タンスの引き出しや本の間から現金・通帳・権利証が見つかることは珍しくありません。処分前に「開けられる物はすべて開けて中を確認する」を徹底し、業者に依頼する場合は貴重品捜索に対応しているかを確認してください。
  • 親族間の合意がないまま進めてしまった——一人の判断で家財を処分した後、他の相続人から「あの品は残してほしかった」と言われるケースです。着手前に方針を共有し、形見分け候補は写真で共有してから処分に回すと防げます。
  • 粗大ごみの予約が間に合わなかった——退去期限や売却日程が迫っているのに、収集日程やリサイクルプラザの月1回枠が合わず、自力処分の計画が崩れるパターンです。期限がある場合は逆算して早めに予約するか、最初から業者との併用を前提に計画してください。
  • 見積もり後に作業範囲の認識がずれていた——「物置は含まれていなかった」「エアコンの取り外しは別料金だった」といった行き違いです。見積書に含まれる範囲と含まれない範囲を、契約前に書面で確認することで防げます。

いずれも、着手前のひと手間で防げるものばかりです。急いで一度に片付けようとせず、貴重品の確保→親族の合意→処分方法の選択、という順番を守ることが結果的に近道になります。

依頼から作業完了までの流れ

業者に依頼する場合の一般的な流れは次のとおりです。(1)問い合わせ・写真送付、(2)概算見積もりの提示、(3)必要に応じて現地での正式見積もり、(4)日程調整・契約、(5)作業当日:貴重品・形見の品の仕分け→搬出→買取査定→清掃、(6)作業後の確認・精算です。戸建て一軒で1〜2日、マンション・アパートなら半日〜1日が目安です。作業日までに親族間で「残す物」の方針を共有しておくと、当日の判断がスムーズになります。形見の品の分け方は形見分けのマナーと進め方を参考にしてください。

安心実家じまいのサービス案内

安心実家じまいでは、越谷市を含む埼玉県で、遺品整理の仕分け・搬出・ご供養・買取までを一つの窓口で承っています。仕分けの段階で貴重品と形見の品を分けて保管し、作業前後の写真でご報告します。遠方にお住まいで立ち会いが難しい場合は、鍵をお預かりして進める方法もあります。仏壇の閉眼供養やお焚き上げの手配、貴金属・骨董品の査定・買取にも対応しており、買取金額を作業費用から差し引ける場合もあります。相続登記や相続放棄など法律面の手続きは、提携司法書士と連携してご案内できます。まずは写真を送るだけの無料見積もりからご相談ください。

よくある質問

越谷市の粗大ごみ処分は1点いくらかかりますか?
戸別収集の場合、品物の大きさにより1点400円(50cm以上120cm未満)・800円(120cm以上180cm未満)・1,200円(180cm以上)、スプリング入りマットレスは2,800円です。リサイクルプラザ(砂原355番地)への直接持ち込みは手数料無料ですが、事前予約制で1世帯につき月1回まで、平日のみの受け入れです。いずれも予約専用電話048-973-5300で予約します。
リサイクルプラザには誰でも持ち込めますか?
持ち込めるのは越谷市在住の排出者本人のみで、運転免許証等で住所確認があります。車両は自身が所有する自家用車に限られ、トラック等の貨物自動車や社名入りの車両では搬入できません。回数は1世帯につき月1回まで、搬入時間は平日の午前9時〜11時・午後1時30分〜3時です。予約なしでの搬入はできないため、必ず事前に048-973-5300へ連絡してください。
越谷市で遺品整理を業者に頼むといくらくらいかかりますか?
目安として1R・1Kで3〜8万円、2DK〜2LDKで9〜30万円、3DK〜3LDKで15〜50万円程度です。物量・搬出条件・買取の有無で変わるため、写真や現地確認による見積もりを複数社から取って比較することをおすすめします。事前に自分で家財を減らしておくと、下限寄りの金額になりやすくなります。
遺品整理業者の許可はどうやって確認できますか?
越谷市の公式サイトに一般廃棄物収集運搬許可業者の一覧がPDFで公開されています。見積もり時に廃棄物の処理ルートを業者に確認し、判断に迷う場合は市の廃棄物指導課(048-963-9188)に問い合わせできます。遺品整理業者自身が許可を持たない場合でも、許可業者と提携して適正処理する体制であれば依頼できます。
テレビや冷蔵庫は越谷市の粗大ごみに出せますか?
出せません。エアコン・テレビ・冷蔵庫(冷凍庫)・洗濯機(衣類乾燥機)の4品目は家電リサイクル法の対象で、販売店への引き取り依頼や、リサイクル券を購入して指定引取場所へ持ち込む方法で処分します。遺品整理業者に依頼する場合は、リサイクル料金込みでまとめて手配してもらえることが多いため、見積もり時に確認してください。
遠方に住んでいて越谷市の実家に通えません。立ち会いなしで依頼できますか?
依頼できます。安心実家じまいでは、写真によるお見積もりと鍵のお預かりに対応しており、仕分けの段階で貴重品や形見の品を分けて保管し、作業前後の写真でご報告します。初回に貴重品や重要書類の場所だけ確認しておくと、その後の相続手続きも進めやすくなります。

まとめ

越谷市の遺品整理について、費用と段取りの要点を振り返ります。

  • 業者依頼の相場は1R・1Kで3〜8万円、3DK〜3LDKで15〜50万円程度。物量・搬出条件・買取で変わる
  • 粗大ごみの戸別収集は1点400円・800円・1,200円(マットレス2,800円)。予約は048-973-5300
  • リサイクルプラザ(砂原355番地)への持ち込みは無料。ただし要予約・平日のみ・1世帯月1回・本人の自家用車限定
  • 家電4品目(エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機)は市の粗大ごみでは処分できない
  • 業者選びは市公式の一般廃棄物収集運搬許可業者一覧と、処理ルートの説明の有無で確認する
  • 相続放棄の可能性がある場合は、家財に手をつける前に司法書士・弁護士へ相談する

自力処分・併用・一括依頼のどれが合うかは、通える頻度と期限、物量で決まります。迷ったら、まず写真で概算を把握してから判断しても遅くありません。埼玉県全体の相場感は埼玉県の遺品整理もあわせてご覧ください。

読むより、聞いたほうが
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この記事を書いた人

安心実家じまい事務局です。実家の片付けや遺品整理、空き家になった家の処分について、はじめての方にも分かるように記事を書いています。提携している現場の業者や司法書士と一緒に、費用の相場・自治体のごみ出しルール・補助金といった、調べてもなかなか分かりにくいところを一つずつ確かめながらまとめています。「誰に頼めばいいか分からない」という段階のご相談も、LINEやお問い合わせフォームからお気軽にどうぞ。

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