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実家じまい・空き家の
統計データ集

日本の空き家は900万2千戸、空き家率13.8%で過去最多(2023年)。
実家じまいを考えるうえで知っておきたい公的統計を、出典付きで1ページに整理しました。

数字で見る「空き家900万戸時代」

900万2千戸
全国の空き家数(2023年)
空き家率13.8%・過去最多
385万6千戸
賃貸・売却用等を除く
「使うあてのない空き家」
54.6%
空き家の取得経緯が
「相続」の割合

出典:総務省「令和5年住宅・土地統計調査(確報集計)」、国土交通省「令和元年空き家所有者実態調査」

総務省の「住宅・土地統計調査」は5年ごとに行われる住宅に関する最も基本的な政府統計です。最新の2023年調査(確報値は2024年9月25日公表)では、総住宅数6,504万7千戸のうち空き家は900万2千戸。およそ7戸に1戸が空き家という計算になります。このうち賃貸用・売却用・別荘などを除いた「その他の空き家」——つまり使い道が決まらないまま置かれている住宅——は385万6千戸にのぼり、5年前より36万9千戸増えました。実家じまいの相談で扱う「親が住まなくなった家」の多くは、この385万戸の予備軍です。

空き家数の推移
(1993年→2023年)

空き家は30年間で約2倍に増えました。調査のたびに過去最多を更新し続けています。

調査年空き家数空き家率
1993年(平成5年)448万戸9.8%
1998年(平成10年)576万戸11.5%
2003年(平成15年)659万戸12.2%
2008年(平成20年)757万戸13.1%
2013年(平成25年)820万戸13.5%
2018年(平成30年)849万戸13.6%
2023年(令和5年)900万2千戸13.8%

出典:総務省「住宅・土地統計調査」各回結果(2023年は確報集計)

都道府県別の空き家率
ランキング(2023年)

空き家率が高いのは四国・西日本の県が中心です。一方で低い県でも約1割は空き家であり、首都圏でも他人事ではありません。

順位都道府県空き家率参考:賃貸・売却用等を除く空き家率
1位徳島県21.3%12.2%
2位和歌山県21.2%12.1%
3位鹿児島県20.5%13.6%
4位山梨県20.4%8.7%
5位高知県20.3%12.9%
6位長野県20.1%8.9%
7位愛媛県19.8%12.2%
8位山口県19.4%11.1%
空き家率が低い都道府県
埼玉県(全国最低)9.3%
沖縄県9.4%
神奈川県9.8%
東京都10.9%

出典:総務省「令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計(確報集計)」付表・都道府県別の主な指標。鹿児島県の13.6%は「賃貸・売却用及び二次的住宅を除く空き家」率で全国最高

実家じまいが増える背景
——多死社会のデータ

実家じまいのきっかけの多くは、親御さまの逝去や施設入居です。その発生件数を示すのが死亡数の統計です。

160万5,378人
2024年の死亡数(確定数)
過去最多・4年連続増加
68万6,173人
2024年の出生数
過去最少・9年連続減少
約2.3
出生数に対する
死亡数の割合

出典:厚生労働省「令和6年(2024)人口動態統計(確定数)」

2024年に亡くなった方は160万5,378人。統計開始以来の最多を更新しました。亡くなる方が増えるということは、相続が発生する件数、そして「誰も住まなくなる実家」が生まれる件数が増え続けるということです。国土交通省の空き家所有者実態調査でも、空き家の取得経緯は「相続」が54.6%と過半を占め、新築・建て替え(18.8%)や中古購入(14.0%)を大きく引き離しています。空き家問題の入り口は、相続——つまり実家なのです。

実家・空き家をめぐる
制度の年表

空き家の増加を受けて、国は「放置しにくくなる」方向へ制度を整え続けています。

2015年5月
空家等対策特別措置法が全面施行。倒壊の危険などがある「特定空家」に指定され勧告を受けると、固定資産税の住宅用地特例(最大6分の1)が解除されるように。
2023年12月
改正空家対策特別措置法が施行。特定空家になる前の段階の「管理不全空家」でも、勧告により住宅用地特例が解除される対象に拡大。
2024年4月
相続登記の申請が義務化。相続で不動産取得を知った日から3年以内に申請しない場合、正当な理由がなければ10万円以下の過料の対象に。過去の相続分も対象。
2026年4月
住所・氏名の変更登記も義務化。変更から2年以内に申請しない場合、正当な理由がなければ5万円以下の過料の対象に。
2027年3月31日
義務化前(2024年4月より前)に発生した相続の、相続登記の申請期限。

出典:国土交通省(空家等対策特別措置法)、法務省(相続登記・住所等変更登記の申請義務化)

ご自身の実家が相続登記の対象かどうかは、相続登記の義務化 解説ページの3問チェックで確認できます。

監修 司法書士・行政書士 久留慎一郎
このページは 司法書士・行政書士 久留慎一郎(東京司法書士会 第7135号)が監修しています。
監修者プロフィール →

統計データ
よくある質問

日本の空き家は何戸ありますか?
900万2千戸です(総務省「令和5年住宅・土地統計調査」確報集計、2023年10月1日現在)。総住宅数6,504万7千戸に対する空き家率は13.8%で、戸数・割合とも過去最多を更新しました。
空き家率が最も高い都道府県はどこですか?
徳島県の21.3%が最も高く、次いで和歌山県21.2%、鹿児島県20.5%、山梨県20.4%、高知県20.3%の順です。最も低いのは埼玉県の9.3%です(令和5年住宅・土地統計調査 確報集計)。
空き家はなぜ増えているのですか?
最大の要因は相続です。国土交通省の空き家所有者実態調査では、空き家の取得経緯の54.6%が「相続」でした。死亡数は2024年に160万5,378人と過去最多を更新しており(厚生労働省 人口動態統計)、相続の発生件数そのものが増え続けていることが背景にあります。
実家を相続して放置するとどうなりますか?
2024年4月から相続登記が義務化され、正当な理由なく3年以内に申請しない場合は10万円以下の過料の対象です。また改正空家対策特別措置法により、管理不全空家として勧告を受けると固定資産税の住宅用地特例(最大6分の1)が解除され、税負担が大幅に増える可能性があります。

出典一覧

本ページの数値は、以下の政府統計・公的資料の原典に当たって確認しています(最終確認日:2026年9月2日)。

※ 本ページの統計データは、出典を明記のうえ引用・転載いただけます。その際は「安心実家じまい(anshin-jikkajimai.com)調べ・各府省統計より」等と原出典を併記してください。

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