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平塚市の遺品整理|料金相場・粗大ごみの出し方・持ち込み施設・業者選び

最終更新日:2026年8月16日|監修:司法書士・行政書士 久留慎一郎先生・安心実家じまい事務局

司法書士・行政書士 久留慎一郎
監修者

久留 慎一郎(ひさどめ しんいちろう)/司法書士・行政書士

東京大学法学部を卒業後、日本航空株式会社に26年間勤務(うち法務部に4年間所属)。在職中に司法書士試験に合格し、2018年に独立開業、2021年に司法書士法人を設立。相続登記や不動産の名義変更など、実家じまいに関わる法律手続きを担当する。安心実家じまいの提携司法書士・行政書士。

■経歴

  • 1966年鹿児島県生まれ
  • 1985年鹿児島ラ・サール高校卒業
  • 1989年東京大学法学部卒業/同年、日本航空株式会社入社(2002〜2006年は法務部所属)
  • 2013年司法書士試験合格
  • 2015年簡易裁判所訴訟代理等に関する法務大臣認定/同年、日本航空株式会社退職、司法書士法人コスモ入所
  • 2017年司法書士法人コスモ退職
  • 2018年事務所開設
  • 2021年司法書士法人設立

■得意領域

  • 相続登記・相続手続き
  • 不動産の名義変更
  • 相続放棄
  • 簡易裁判所の訴訟代理

この記事の結論

  • 平塚市の遺品整理の料金相場は1R・1Kで3〜8万円、3DK〜3LDKで15〜50万円、4LDK以上で22〜60万円が目安です。
  • 遺品整理で一時的に多量に出るごみは、平塚市では「一時多量ごみ」として市の許可業者3社のみが収集可能です(平塚市公式サイトで社名・電話番号を確認できます)。
  • 点数が少なければ粗大ごみの各戸収集(納付券1枚500円、原則1立方メートルあたり3,500円)、車が使えるなら粗大ごみ破砕処理場・環境事業センターへの持ち込み(10kgあたり290円)が最も安く済みます。
  • 持ち込みは土日祝は事前予約制(e-kanagawa電子申請・2週間前から前日まで)。毎月29〜31日は破砕処理場が休業日です。
  • 業者に依頼する場合は、買取対応・許可の確認・内訳のある見積もりの3点を比べると失敗しにくくなります。
目次

平塚市の遺品整理の料金相場【間取り別】

最初に、間取り別の料金相場です。以下は業界で広く示される価格帯で、平塚市でも基本の考え方は変わりません。下限は物量が少なく搬出しやすい場合、上限は物量が多く作業条件が厳しい場合の金額です。

間取り 相場 作業人数・時間の目安
1R・1K 3〜8万円 1〜2名/1〜3時間
1DK〜1LDK 5〜20万円 2〜3名/2〜5時間
2DK〜2LDK 9〜30万円 2〜4名/2〜6時間
3DK〜3LDK 15〜50万円 3〜5名/4〜8時間
4LDK以上 22〜60万円 4〜8名/1〜2日

平塚市の世帯数は120,287世帯、総人口は257,320人です(令和8年7月1日現在の推計人口・平塚市公式サイトより)。湘南エリアの中でも戸建て住宅の比率が高い住宅都市で、庭付きの一軒家や、農機具・物置を持つ旧市街地外の住宅も多く、マンション中心の都市部とは費用の振れ方が異なります。相場の考え方や見積書の内訳の読み方は遺品整理の料金相場を間取り別に解説で詳しく説明しています。

平塚市で価格が上下しやすい要因

次の条件が重なると、相場の上限側に寄りやすくなります。見積もり依頼の際に先に伝えておくと、金額の精度が上がり、当日の追加請求も防ぎやすくなります。

  • 庭木・物置・農機具のある戸建て——市内の戸建てエリアでは、屋内の家財に加えて庭石・植木鉢・物置の中身・農具まで処分対象になることがあります。屋外の物量は見落とされやすく、追加費用の典型的な原因です。
  • 湿気による家財の傷み——海に近い地域や、長く空き家だった実家では、湿気で家具や布団が傷み、通常より分別・搬出に時間がかかることがあります。
  • 前面道路が狭い旧市街地——駅周辺や旧東海道沿いの住宅密集地では、トラックを家の前に付けられず、小型車での複数回往復や横持ち(人力運搬)が必要になる場合があります。
  • エレベーターのない集合住宅——階段のみの3〜5階建て集合住宅では、上層階からの搬出に人手が増え、費用に直結します。
  • 物量そのもの——処分費は物量にほぼ比例します。二世帯で長く暮らした家や、倉庫代わりの部屋がある家は上限側に寄ります。

逆に、建物の前に車を停められる平坦な立地で、物量が標準的なら、下限に近い金額で収まる余地があります。

平塚市のエリア別に見た作業条件の傾向

同じ平塚市内でも、住宅の形態によって作業条件は変わります。平塚駅周辺の市街地は、マンション・アパートと商店の混在地で、駐車スペースの確保が費用と段取りに影響しやすいエリアです。旧市街地の細街路では、小型車での運搬が前提になる場合があります。一方、北部・西部の住宅地や田園地帯の戸建てでは、敷地に車を入れられることが多く搬出条件は良好ですが、母屋のほかに物置・納屋・農機具・庭木があると、処分対象が屋内だけでは収まりません。見積もりの際は「建物の中だけか、敷地全体か」を最初にはっきりさせることが、平塚市の遺品整理では特に重要です。海に近い地域では、塩気と湿気で金属製品や家電の傷みが進んでいることがあり、リユース・買取の可否にも影響します。

費用を抑える三つの方法

一つ目は、貴金属・着物・骨董品・製造年の新しい家電など、値の付きやすい品を査定に出すことです。買取額を作業費用から差し引ける業者なら、支払総額を圧縮できます。二つ目は、書類や衣類など軽い物を、時間のあるときに自分で減らしておくことです。処分費は物量に比例するため、減らした分だけ確実に下がります。三つ目は、内訳のある見積もりを2〜3社から取り、金額の根拠を比べることです。同じ条件でも業者によって数万円の差が出ることがあります。買取で費用を抑える具体的な方法は遺品整理の買取ガイドをご覧ください。

平塚市の粗大ごみルール|各戸収集の手順と手数料

遺品の点数が少ない場合や、自分のペースで少しずつ片付けたい場合は、平塚市の粗大ごみ収集(各戸収集)を使うのが最も安く済みます。まず、平塚市で「粗大ごみ」にあたる基準を確認しましょう(出典:平塚市「粗大ごみの処分について」)。

形状 粗大ごみになる基準 集積所に出せる基準(不燃ごみ)
立方体状 1辺の長さが50cmを超え2m以内 1辺50cm以内・重さ25kg以内
棒状 長さ1mまたは太さ10cmを超え2m以内 長さ1m以内・太さ10cm以内・25kg以内
板状 長さ1mまたは厚さ5cmを超え2m以内 長さ1m以内・厚さ5cm以内・25kg以内
重さ 25kgを超えるもの 25kg以内

1辺30cm以内のものは可燃ごみとして出せます。粗大ごみの基準に該当する品物は、事前予約制の各戸収集か、後述する施設への持ち込みで処分します。遺品整理では「これは粗大ごみになるのか、集積所に出せるのか」の判断が繰り返し発生するため、メジャーを1本用意して、50cm・1m・25kgの3つの基準を家族で共有しておくと仕分けが速くなります。

各戸収集の申し込み手順(5ステップ)

  1. 処分したい品物の大きさ(幅・奥行・高さ)を測る
  2. 粗大ごみ等・剪定枝予約受付専用ダイヤル(0463-71-5100)へ電話する。受付は月曜〜金曜の8時30分〜17時(祝日の月〜金も受付)。品物の大きさ・住所・氏名・連絡先を伝えます。
  3. 収集予定日・収集場所・手数料・納付券の必要枚数と近くの販売店舗(市と契約している市内コンビニなど)の案内を受ける。
  4. 販売店舗で納付券(シール式)を購入し、収集予定日と氏名を記入して品物に貼る。貼れない形状の品は、ひもでくくり付けても構いません。
  5. 収集予定日の早朝から午前8時30分までに、指定された収集場所へ品物を出す。立ち会いは不要で、雨天でも収集されます。

手数料の目安と注意点

手数料は品物の大きさで決まり、原則1立方メートルにつき3,500円(納付券7枚・1枚500円)です。平塚市の案内では、幅45cm×奥行35cm×高さ80cmのカラーボックスで500円(納付券1枚)という例が示されています。単品数点なら数百円〜数千円で処分でき、業者依頼と比べて圧倒的に安い方法です。

ただし、遺品整理での利用にあたっては次の3点に注意してください。

  • 予約から収集まで原則1〜2週間かかる——退去期限が迫っている場合は、スケジュールから逆算して早めに予約が必要です。月曜や連休明けは電話がつながりにくいと市が案内しています。
  • 屋内からの搬出は市の作業員は行わない——収集場所(戸建てなら敷地内の屋外、集合住宅なら1階のわかりやすい場所)まで自分で運び出す必要があります。搬出が難しい場合、市は平塚市生きがい事業団(電話:0463-33-2335)などへの搬出依頼(有料)を案内しています。
  • 納付券は原則払い戻し不可——必ず予約後に必要枚数を確認してから購入してください。購入時に販売店の印が2か所押されていることの確認も市が呼びかけています。
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自分で持ち込むなら2施設|破砕処理場と環境事業センターの比較表

車が使えるなら、施設への直接持ち込みが最も割安です。平塚市では品物によって持ち込み先が2つに分かれます。机・タンス・ベッドなどの家具類は粗大ごみ破砕処理場、布団・カーペット・ござなど燃やせる柔らかい物は環境事業センター(ごみ焼却施設)です。両施設の違いを一覧にまとめました(出典:粗大ごみ破砕処理場へごみを持ち込まれる方へ環境事業センターへごみを持ち込まれる方へ)。

項目 粗大ごみ破砕処理場 環境事業センター(焼却施設)
所在地 平塚市堤町3番5号 平塚市大神三丁目15番1号
電話 0463-22-4557 0463-55-6615
主な対象物 家具類、スプリング入りマットレス、ガラス・陶器類、不燃の家庭雑貨、プラマークのないプラスチック製品、大型電気製品、木片など 可燃ごみ、布団・スプリングなしマットレス・じゅうたん・カーペット・ござ、資源にならない紙類、刈り草(30cm以内)など
処理手数料 10kgあたり290円(10kgまで290円) 10kgあたり290円(10kgまで290円)
持ち込みできる日 毎月1〜28日(土日祝も可) 月曜〜土曜および祝日
休業日 毎月29〜31日、1月1〜3日 日曜、年末年始
受付時間 9時〜12時/13時〜16時 平日9時〜12時/13時〜16時、土曜・祝日は午後15時まで
予約 土日祝・GW・混雑期は事前予約制(インターネット) 不要
支払い 現金・キャッシュレス決済(交通系IC・電子マネー・QRコード決済) 現金(お釣りのないよう協力を呼びかけ)

手数料はどちらも10kgあたり290円(令和7年4月1日改定)です。軽トラック1台分(200kg程度)を持ち込んでも5,800円ほどで済む計算で、量が多いほど各戸収集より割安になります。ただし、荷下ろしは自分で行う必要があり、原則としてごみを排出した本人(環境事業センターは本人または家族)が持ち込むルールです。

土日祝の持ち込みは事前予約制

破砕処理場への土曜・日曜・祝日・ゴールデンウイーク(5月1〜6日)・混雑期(4月上旬、お盆、年末年始)の持ち込みは予約が必要です。予約はe-kanagawa電子申請システムから、持ち込み日の概ね2週間前から前日まで24時間受け付けています(当日予約は不可)。1回の予約で持ち込めるのは1回分で、1日に2回持ち込む場合は午前と午後それぞれの予約が必要です(出典:粗大ごみ等持ち込みの予約が必要な日及び予約方法)。遠方から週末に平塚へ通って片付ける方は、この予約を忘れると持ち込めないため、作業日の2週間前を目安に予約を済ませておきましょう。

施設持ち込み当日の流れと準備

初めて持ち込む方がつまずきやすいポイントを、当日の流れに沿ってまとめます。

  1. 前日まで——可燃・不燃・資源・粗大の分別を済ませておく。施設内での分別作業はできないため、混載のまま積むと受け入れてもらえません。袋を使う場合は透明・半透明のものに入れ替えます。
  2. 積み込み——荷下ろしは自分で行うルールのため、下ろす順番を考えて積みます。破砕処理場行き(家具・不燃)と環境事業センター行き(布団・カーペット類)を分けて積んでおくと、2施設を回る場合もスムーズです。搬入車両は軽トラックまたは4トン車以下です。
  3. 受付——原則、ごみを排出した本人(環境事業センターは本人または家族)が持ち込みます。確認のため身分証明書の提示を求められることがあるため、運転免許証などを持参してください。他市町村で出たごみは受け入れできません。
  4. 計量・支払い——10kgあたり290円をその場で支払います。破砕処理場は現金のほか交通系ICやQRコード決済などのキャッシュレスに対応、環境事業センターは現金払いです。お釣りのないよう小銭を用意しておくと確実です。
  5. 時間配分——受付は午前9時〜12時、午後13時〜16時(環境事業センターの土曜・祝日は15時まで)。昼休みをまたげないため、量が多い日は午前の早い時間に到着する計画が安全です。

持ち込みできないもの

  • 家電リサイクル法の対象品目(テレビ・エアコン・冷蔵庫・冷凍庫・ワインセラー・洗濯機・衣類乾燥機)——両施設とも持ち込み不可。家電量販店での引き取りや指定引取場所への持ち込みなど、家電リサイクル法のルートで処分します。
  • パソコン本体・ディスプレイ——資源有効利用促進法に基づきメーカー回収などで処分します。
  • 長さ2mを超えるもの——破砕処理場では受け入れできません。木材は太さに応じた長さ制限もあります。
  • 中身の見えない袋——袋に入れる場合は透明または半透明の袋が必須です。混載状態での持ち込みや施設内での分別作業はできません。

なお、平塚市はスプレー缶・カセットボンベ・リチウムイオン電池などの分別不良による収集車の火災事故が多発していると注意喚起しています。遺品整理では引き出しの奥からこうした品が出てくることが多いため、仕分けの段階で分けておきましょう。

遺品整理のごみは「一時多量ごみ」|市の許可業者3社

ここが平塚市の遺品整理で最も重要なルールです。平塚市では、引越し・大掃除・遺品整理などで一時的に多量に出るごみで集積所での収集が難しいものを「一時多量ごみ」と呼び、処分できるのは市が許可した許可業者のみと定めています。市公式サイトに掲載されている許可業者は次の3社です(出典:平塚市「ご家庭から出る多量のごみを一度に処分したいときは」・最終更新2025年11月18日)。

許可業者 所在地 電話番号
(株)クリーンサービス 平塚市大神八丁目19番35号 0463-54-4965
神奈川環境開発(株) 平塚市中堂16番11号 0463-21-4792
(有)青木商店 平塚市中堂15番12号 0463-25-1138

処分料金は、収集運搬費・処分費・その他の役務(事務手数料、屋内からの搬出作業、ごみ分別など)に対するサービス料金の合計となり、金額は各許可業者への確認が必要です。市の手数料のような一律の単価表はないため、量が多い場合は複数社に見積もりを取って比べるのが確実です。問い合わせ窓口は平塚市環境政策課(電話:0463-21-9762)です。なお、掲載業者は市公式サイトの更新で変わる可能性があるため、依頼前に最新のページを確認することをおすすめします。

許可業者に直接頼む場合と遺品整理業者に頼む場合の違い

上記の許可業者3社に直接依頼する方法は、「分別は自分たちでできるが、運び出しと処分をまとめて頼みたい」という場合に向いています。収集運搬と処分が本業のため、ごみの処分という点では最短ルートです。一方、遺品整理業者への依頼は、貴重品の捜索・形見分け候補の取り置き・買取査定・供養の手配・清掃まで含めた「片付け全体」を任せる方法です。どちらが適しているかは、家財の中に「探したい物・残したい物・売れる物」がどれだけあるかで決まります。単純にごみとして出す物だけなら許可業者へ、仕分けから任せたいなら遺品整理業者へ、と考えると選びやすくなります。

遺品整理業者に依頼するときの許可の考え方

家庭から出るごみ(一般廃棄物)の収集運搬には、市町村ごとの「一般廃棄物収集運搬業許可」が必要です。この許可は市町村単位で出されるため、他の市で許可を持つ業者でも、平塚市内の家庭ごみを自社で収集運搬できるとは限りません。遺品整理業者に依頼する場合は、次のいずれかの体制になっているかを確認しましょう。

  • 平塚市の一般廃棄物収集運搬業の許可を自社で持っている
  • 上記の許可業者(市公式サイト掲載の3社など)と提携して収集運搬を委託している
  • 買取・リユースを主体とし、廃棄物の処分は許可ルートに引き継いでいる

見積もりの際に「処分するごみは平塚市の許可ルートで処理されますか」と一言確認するだけで、不適正処理に巻き込まれるリスクを大きく減らせます。許可・資格の詳しい確認方法は遺品整理業者に必要な許可・資格で解説しています。

ケース別シミュレーション|自分で処分・併用・業者依頼

実際の遺品整理では、「すべて自分で」「一部だけ業者に」「まるごと業者に」の3パターンに分かれます。平塚市の公式手数料をもとに、費用感を試算してみます(業者費用は前掲の相場に基づく目安です)。

ケースA:1Kのアパート、家具5点+袋ごみ|自分で処分

タンス・ベッドフレーム・カラーボックスなど粗大ごみ5点を各戸収集で出し(納付券500円×仮に7枚=3,500円)、可燃ごみ・不燃ごみは市の分別ルールに従って集積所へ出す場合、市に支払う費用は数千円程度に収まります。車があれば破砕処理場への持ち込み(290円/10kg)でさらに調整できます。費用は最小ですが、仕分け・運び出し・複数回のごみ出しをすべて自分で行うため、退去期限がない場合や、体力と時間に余裕がある場合に向く方法です。

ケースB:3LDKの戸建て、大型家具は業者・小物は自分|併用

重量のある家具・家電の搬出と処分を業者に任せ、書類・衣類・食器などは自分で減らしておく方法です。事前に物量を3〜4割減らせれば、3DK〜3LDKの相場(15〜50万円)の下限側に寄せられる可能性が高くなります。週末ごとに平塚へ通える方は、環境事業センター(布団・カーペット類、日曜以外は予約不要)と破砕処理場(家具類、土日祝は要予約)を併用すると、自力処分の範囲を広げられます。

ケースC:遠方在住で立ち会えない、4LDKをまるごと|業者一任

県外在住などで現地に通えない場合は、鍵預かり・写真報告に対応する業者への一任が現実的です。4LDK以上の相場は22〜60万円で、庭木や物置まで含めるかどうかで総額が変わります。買取対象(貴金属・着物・カメラ・製造年の新しい家電など)が多い家なら、買取額の差し引きで数万円単位の圧縮も見込めます。立ち会いなしで進める場合は、作業前後の写真報告と、残す物のリストを事前に共有できる業者を選ぶことがトラブル防止につながります。

自分で進める場合の2週間モデルプラン

ケースAやBで自力処分を組み合わせる場合、平塚市のルール上のリードタイム(各戸収集1〜2週間・持ち込み予約2週間前から)を踏まえると、次のような2週間プランが組めます。

時期 やること
1日目 貴重品・書類・形見分け候補の確保。粗大ごみ予約ダイヤル(0463-71-5100)に電話し、収集日を押さえる。週末に持ち込みたい場合はe-kanagawaで破砕処理場の予約も入れる
2〜6日目 可燃・不燃・資源の分別を進め、通常の収集日に集積所へ出していく。納付券を指定販売店で購入
1回目の週末 車で破砕処理場(家具・不燃系)と環境事業センター(布団・カーペット類)へ持ち込み。荷下ろしがあるため2人以上で行くと安全
2週目 残った小物の整理と清掃。各戸収集日の朝8時30分までに納付券を貼った粗大ごみを指定場所へ出す
収集後 取り切れなかった分があれば、追加の予約または業者への部分依頼を検討する

このプランで終わらない物量だと分かった時点で、無理に自力処分を続けるより、残りだけ業者に任せる「併用」へ切り替えたほうが、交通費や時間まで含めた総コストは安く付くことがよくあります。

ケースD:長年物が増え続けた実家、分別が追いつかない

物量が多く分別の見通しが立たない家は、自力処分にこだわると時間切れになりがちです。平塚市の施設は分別済みのごみしか受け入れないため、「分別する人手」こそが最大のボトルネックになります。この場合は、市公式サイト掲載の一時多量ごみ許可業者への依頼や、仕分けから任せられる遺品整理業者への依頼を軸に検討するのが現実的です。片付けの難易度が高い家の進め方はゴミ屋敷になった実家の片付け方で詳しく解説しています。

方法 費用の目安 手間 向いている人
A:すべて自分で 数千円〜数万円(市の手数料のみ) 大きい(仕分け・搬出・運搬をすべて自分で) 時間に余裕があり、車と体力がある
B:併用 相場の下限側(例:3LDKで15万円前後〜) 中程度(小物の削減と一部の持ち込み) 週末に通える・費用を抑えたい
C:業者一任 間取り別相場どおり(買取で圧縮可) 小さい(見積もりと確認のみ) 遠方在住・期限がある・物量が多い

遺品整理を始める前に|捨ててはいけないものとスケジュール

処分の方法を決める前に、必ず「残す物」の確保から始めてください。遺品整理では、一度処分してしまうと取り返しのつかない書類や、相続手続きに必要な物が家財に紛れています。作業に入る前に、次の品を探し出して別の場所に保管しましょう。

  • 現金・通帳・キャッシュカード・印鑑——引き出しの奥、仏壇の中、タンスの衣類の間など、意外な場所から見つかることが多い品です。
  • 不動産の権利証(登記識別情報)・契約書類——実家の名義変更(相続登記)に関わる重要書類です。2024年4月から相続登記は義務化されており、放置すると過料の対象になり得ます。詳しくは相続登記の義務化とはをご覧ください。
  • 年金手帳・保険証券・マイナンバーカード——死亡後の各種手続きで必要になります。
  • スマートフォン・パソコンとそのパスワード類——ネット銀行・証券口座・サブスクの解約はデジタル遺品の整理そのものです。端末を初期化・処分する前に必ず中身を確認してください。進め方はデジタル遺品の整理方法で解説しています。
  • 鍵類(貸金庫・車・別の不動産)——何の鍵か分からなくても、手続きが終わるまで捨てないでください。
  • 写真・手紙など形見分けの候補——親族間で分ける品は、処分作業と分けて先に取り置きます。

また、相続放棄を検討している場合は、遺品の処分そのものに注意が必要です。相続財産の一部でも処分・売却してしまうと「法定単純承認」とみなされ、相続放棄ができなくなる可能性があります。放棄の可能性が少しでもあるなら、遺品整理に着手する前に司法書士や弁護士へ相談してください。どこまで手を付けてよいかの線引きは相続放棄するなら遺品整理はどこまでできる?で詳しく説明しています。

状況別のスケジュール目安

平塚市の場合、各戸収集は予約から収集まで原則1〜2週間、破砕処理場の土日祝持ち込みは2週間前からの予約制です。この「2週間」を軸に逆算すると、無理のない計画が立てられます。

状況 スケジュールの目安 進め方のポイント
賃貸住宅で退去期限あり 1か月前には着手 家賃が発生し続けるため、粗大ごみ予約(1〜2週間待ち)を最初に入れてから小物の整理を進める。間に合わない場合は業者依頼が結果的に安く付くことも
持ち家で期限なし 2〜3か月かけて段階的に 四十九日を目安に形見分けを済ませ、週末ごとに施設持ち込みを併用。空き家のまま放置すると管理負担が発生する点に注意
売却・解体の予定あり 売却活動・解体工事の1か月前まで 家財が残ったままでは査定・工事に進めないことが多い。不動産会社・解体業者と日程を共有して逆算する
相続放棄を検討中 着手前に専門家へ相談 処分行為が単純承認とみなされるおそれがあるため、判断が出るまで遺品に手を付けない

持ち家の場合、片付けた後の実家をどうするか(住む・貸す・売る・解体する)まで含めて考えておくと、遺品整理のやり方も決めやすくなります。全体の段取りは実家じまいの手順7ステップが参考になります。

市の施設で処分できないもの一覧と行き先

平塚市の施設に持ち込めない品物は、それぞれ別のルートで処分します。遺品整理で必ずと言っていいほど出てくる品ばかりなので、行き先をあらかじめ押さえておきましょう。

品物 市の施設 処分の行き先
テレビ・エアコン・冷蔵庫・冷凍庫・ワインセラー・洗濯機・衣類乾燥機 持ち込み不可 家電リサイクル法のルートで処分。買い替え時は販売店、処分のみの場合は購入店への引き取り依頼や指定引取場所への持ち込みなど
パソコン本体・ディスプレイ 持ち込み不可 資源有効利用促進法に基づくメーカー回収など。データ消去を済ませてから手放す
スプリング入りマットレス 破砕処理場で受け入れ可 環境事業センターでは不可。持ち込み先を間違えやすい代表例
綿布団・羽毛布団(状態の良いもの) 環境事業センターで受け入れ可(有料) 平塚市資源回収協同組合が再資源化の取り組みとして、受け入れ条件(通常時の厚さ5cm以上・汚れていないものなど)に合う布団を無料で受け入れている
庭木の剪定枝 破砕処理場では家庭の剪定枝は不可 予約制の各戸収集(無料)を利用。予約は粗大ごみと同じ専用ダイヤル(0463-71-5100)
スプレー缶・カセットボンベ・リチウムイオン電池 分別必須 収集車や施設の火災事故の原因として市が注意喚起。中身を使い切り、市の分別ルールに従って出す
仏壇・位牌・神棚 物理的には処分可能 そのまま廃棄に抵抗がある場合は、閉眼供養やお焚き上げを済ませてから処分する方法がある。詳細は仏壇の処分方法5つを参照

特に布団は、遺品整理で大量に出る割に処分方法で迷いやすい品です。平塚市では条件に合えば資源回収協同組合で無料受け入れがあるため、状態の良い布団は捨てる前に確認する価値があります(受け入れ場所・日時は同組合のサイトで要確認)。

平塚市で遺品整理業者を選ぶときのチェックリスト

依頼先を決める前に、次の8項目を確認しておくと、契約後の行き違いを防げます。印刷して見積もり時の確認用にご活用ください。

確認項目 チェックのポイント
処分ルートの確認 平塚市の許可業者への委託など、一般廃棄物の適正な処理ルートを説明できるか
見積もりの内訳 作業費・処分費・搬出費・供養費などが項目別に書かれているか。「一式」だけの見積もりは比較が難しい
追加料金の条件 物量の増加・駐車場代・階段作業などで追加が発生する条件が事前に明示されているか
買取の可否 買取に対応し、買取額を作業費から差し引けるか。古物商許可の有無も確認
供養への対応 仏壇・位牌・遺影などの閉眼供養やお焚き上げを手配できるか
損害賠償保険 作業中に建物や残す家財を傷つけた場合の保険に加入しているか
立ち会いなし対応 鍵預かり・作業前後の写真報告など、遠方からの依頼に対応できるか
書面での契約 作業範囲・残す物のリスト・金額・日程が書面やメッセージで残るか

複数社を比べる際は、金額の安さだけでなく「同じ作業範囲で比べているか」に注意してください。処分費が含まれているか、供養や買取が含まれているかで、見かけの金額は大きく変わります。業者比較の具体的な進め方は遺品整理業者の選び方をご覧ください。

見積もり依頼の前に準備しておきたい情報

見積もりの精度は、事前に渡す情報の量で決まります。各部屋の写真に加えて、押し入れ・納戸・ベランダ・庭・物置の中まで撮影しておくと、訪問前のやり取りだけで概算が出やすくなります。あわせて、建物の階数とエレベーターの有無、トラックを停められる場所の候補、前面道路の幅、仏壇・神棚など供養が必要な物の有無、買取に出したい品の有無を伝えておくと、当日の追加見積もりを防げます。残したい物が決まっている場合は、リストや写真で共有しておくと、誤って処分される行き違いを避けられます。

よくある失敗と防ぎ方

  • 金額だけで即決してしまう——内訳のない安い見積もりは、当日の追加請求で総額が逆転することがあります。内訳と追加条件を確認してから決めましょう。
  • 処分ルートを確認しなかった——廃棄物が不適正に処理された場合、排出者側が問われる可能性もあります。平塚市の許可ルートで処理されるかを必ず確認してください。心配な場合の見分け方は遺品整理の悪徳業者の手口と見分け方が参考になります。
  • 貴重品の捜索を頼み忘れた——現金や通帳の捜索は、事前に依頼しておけば対応してくれる業者が多い作業です。契約前に「探してほしい物」を伝えておきましょう。
  • 形見分けの前に作業日を入れてしまった——親族との調整が済む前に処分が進むと、後戻りできません。形見分け候補の取り置きを作業内容に含めるか、先に済ませてから作業日を組んでください。

平塚市の関連窓口一覧【保存版】

遺品整理・ごみ処分に関わる平塚市の窓口をまとめました。この表を控えておくと、当日の問い合わせがスムーズです。

窓口 電話番号 主な用件
粗大ごみ等・剪定枝予約受付専用ダイヤル 0463-71-5100 粗大ごみ各戸収集の予約(平日8時30分〜17時、祝日の月〜金も受付)
収集業務課 0463-21-8796 粗大ごみ・納付券に関する問い合わせ、窓口手続き
粗大ごみ破砕処理場(環境施設課) 0463-22-4557 家具類などの持ち込み(堤町3-5)
環境事業センター(環境施設課) 0463-55-6615 布団・カーペットなど可燃系の持ち込み(大神3-15-1)
環境政策課 0463-21-9762 一時多量ごみ・許可業者に関する問い合わせ
平塚市生きがい事業団 0463-33-2335 屋内からの搬出補助の依頼(有料・市の案内による)

また、平塚市は株式会社ジモティーと連携協定を結び、使える品物を無料で持ち込める「ジモティースポット平塚」を開設しています。状態の良い家具・家電は、処分ではなくリユースに回すことで手数料そのものをなくせます。処分前に一度、リユースできる品がないか仕分けの段階で検討してみてください。

安心実家じまいに依頼する場合

安心実家じまいでは、平塚市を含む神奈川県内の遺品整理を、仕分け・搬出・ご供養・買取・清掃まで一つの窓口で承っています。作業前に形見分け候補や貴重品を丁寧に選り分け、作業前後の写真をご報告します。遠方にお住まいで立ち会いが難しい場合は、鍵をお預かりして進める方法があります。仏壇・位牌など供養が必要な物は、閉眼供養やお焚き上げの手配まで対応可能です。

買取対象になる品があれば査定し、買取額を作業費用から差し引くことで、費用面の負担を抑えられます。「まず概算だけ知りたい」という段階でも、お部屋の写真をLINEで送っていただくだけで目安をお伝えできます。ご相談・お見積もりは無料です。片付けの後に続く相続登記や名義変更などの法律手続きは、提携司法書士と連携してご案内できるため、遺品整理から実家じまい全体まで窓口を一本化できます。神奈川県全体のルールや他市の状況は神奈川県の遺品整理もあわせてご覧ください。

よくある質問

平塚市の遺品整理の費用相場はいくらですか?
間取り別の目安は、1R・1Kで3〜8万円、1DK〜1LDKで5〜20万円、2DK〜2LDKで9〜30万円、3DK〜3LDKで15〜50万円、4LDK以上で22〜60万円です。物量・搬出条件(階段・道路幅・庭や物置の有無)で上下します。買取対象品があれば、買取額の差し引きで総額を抑えられる場合があります。
遺品整理で出た大量のごみは平塚市の粗大ごみ収集に出せますか?
少量ずつなら各戸収集(予約制・納付券式)を利用できますが、一時的に多量に出るごみで集積所での収集が難しいものは「一時多量ごみ」となり、市の許可業者(クリーンサービス、神奈川環境開発、青木商店の3社)のみが処分できます。料金は収集運搬費・処分費などの合計となるため、各業者に直接確認してください。
平塚市の粗大ごみ処理施設に自分で持ち込むといくらかかりますか?
粗大ごみ破砕処理場(家具類など)と環境事業センター(布団・カーペットなど可燃系)のどちらも、家庭からのごみは10kgあたり290円です。破砕処理場は毎月29〜31日が休業日で、土日祝の持ち込みはe-kanagawa電子申請による事前予約(2週間前から前日まで)が必要です。家電リサイクル法対象の家電やパソコンは持ち込みできません。
遠方に住んでいて平塚の実家に通えません。立ち会いなしで遺品整理できますか?
可能です。安心実家じまいでは、鍵をお預かりし、作業前後の写真報告で進める方法に対応しています。形見分け候補や貴重品はリスト化して事前に共有し、残す物と処分する物を確認してから作業します。お見積もりも写真をLINEで送っていただくだけで概算をお出しできます。
まだ使える家具や家電を捨てたくありません。処分以外の方法はありますか?
平塚市は株式会社ジモティーと連携し、使える品物を無料で持ち込める「ジモティースポット平塚」を開設しています。リユースショップやフリマアプリの活用、親族・知人への譲渡も選択肢です。遺品整理業者の買取を使えば、査定額を作業費用から差し引ける場合もあります。
平塚市の粗大ごみ収集は申し込みからどのくらいで来てもらえますか?
予約から収集まで原則1〜2週間程度かかると市が案内しています。予約は専用ダイヤル(0463-71-5100、平日8時30分〜17時)で受け付けており、月曜や連休明けは電話が混み合います。納付券は市と契約している市内のコンビニなどの指定販売店のほか、市役所本館2階の売店や別館2階の収集業務課窓口でも購入できます。収集日の立ち会いは不要です。
遺品整理と実家の売却・解体はどちらを先に進めるべきですか?
原則として遺品整理が先です。家財が残ったままでは不動産の内覧や解体工事に進めないことが多く、相続登記(名義変更)も並行して必要になります。売却と解体のどちらが有利かは立地や建物の状態で変わるため、家財の片付けと並行して不動産会社に査定を依頼しておくとスムーズです。判断の考え方は「実家は売却と解体どちらが得か」の記事で解説しています。

まとめ

平塚市の遺品整理は、市のルールを知っているかどうかで費用も段取りも大きく変わります。各戸収集・2つの持ち込み施設・一時多量ごみの許可業者という3つのルートを正しく使い分ければ、自治体ルートで処分できる範囲は想像以上に広く、業者に任せる範囲を絞ることで総額を抑えられます。逆に、退去期限や売却・解体の予定があるのに自力処分にこだわると、家賃や管理の負担で結果的に高く付くこともあります。要点を振り返ります。

  • 料金相場は1R・1Kで3〜8万円、3DK〜3LDKで15〜50万円、4LDK以上で22〜60万円が目安
  • 点数が少なければ各戸収集(予約ダイヤル0463-71-5100、納付券1枚500円)が最安。収集まで1〜2週間かかる
  • 持ち込みは家具類が破砕処理場、布団・カーペット類が環境事業センターで、どちらも10kgあたり290円。土日祝の破砕処理場は要予約
  • 遺品整理で一時的に多量に出るごみは「一時多量ごみ」となり、市の許可業者3社のみが収集できる
  • 業者に依頼するときは、処分ルート・見積もり内訳・買取対応の3点を確認して2〜3社で比較する
  • 状態の良い品はジモティースポット平塚や買取でリユースに回すと、費用そのものを減らせる

自分で進める部分と業者に任せる部分の線引きが決まれば、あとは順番に片付けていくだけです。最初の一歩は「貴重品と書類の確保」と「予約ダイヤルへの電話」の2つだけで構いません。判断に迷ったら、写真を送るだけの無料見積もりで概算を確認してから決めても遅くありません。費用を比べた結果、自治体ルート中心で進めることになったとしても、そのご相談自体は歓迎です。遺品整理全体の流れは遺品整理とは?いつから・費用・捨ててはいけないもの 完全ガイドもあわせてご覧ください。

読むより、聞いたほうが
早いこともあります

仕分け・搬出・ご供養・買取まで。写真を送るだけで概算のお見積もりをお出しします。ご相談・お見積もりは無料です。

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この記事を書いた人

安心実家じまい事務局です。実家の片付けや遺品整理、空き家になった家の処分について、はじめての方にも分かるように記事を書いています。提携している現場の業者や司法書士と一緒に、費用の相場・自治体のごみ出しルール・補助金といった、調べてもなかなか分かりにくいところを一つずつ確かめながらまとめています。「誰に頼めばいいか分からない」という段階のご相談も、LINEやお問い合わせフォームからお気軽にどうぞ。

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